類と課程

類・プログラム(課程)制

広島大学工学部では「類・プログラム(課程)制」を採用しています.これは以下のような制度です.

入学者選抜 第三類(化学・バイオ・プロセス系)として一括で選抜します.
1年次前期~2年次前期 第三類共通の教育科目(教養教育科目と専門基礎科目)を履修します.
2年次後期開始時 専門課程への配属を行います.所定の条件(課程配属要件)を満たした学生に対して,学生の希望と成績によりどれか一つの「プログラム(課程)」への配属を行います.化学工学講座には「化学工学プログラム(化学工学課程)」があります.
2年次後期~4年次後期 第三類の共通の教育(教養教育科目と専門基礎科目)に加え,専門科目を履修します.
4年次前期開始時 研究室配属と卒論着手を行います.所定の条件(卒論着手要件)を満たした学生に対して,学生の希望と成績により化学工学講座のどれかの研究室への配属を行い,卒業論文に着手します.
4年次前期~4年次後期 通常の科目に加え,研究室において卒業研究を行います.
卒業 所定の単位(卒業要件)を修得すると広島大学工学部第三類(化学・バイオ・プロセス系)の卒業が認定されます.

 

教養教育科目と専門教育科目

広島大学における教育科目は「教養教育科目」と「専門教育科目」からなります.卒業要件単位数と合わせて下表に示します.

教育科目区分
履修指定
卒業要件
単位数
内容と主な科目
教養教育科目
第三類共通
49
学際性・総合性,専門以外の知識,専門に入るための知識などを習得します.
(教養ゼミ,英語科目,英語以外の科目,情報科目,総合科目,パッケージ別科目,個別科目,スポーツ実習科目など)
専門
教育科目
専門基礎科目
25
(24)
化学に関する基礎知識を習得します.
(応用数学,技術英語演習,化学工学量論,有機化学,無機化学,物理化学,生物化学,基礎化学実験など)
専門科目
プログラム(課程)ごと
51
(50)
化学工学プログラム(化学工学課程)ではプロセス(化学工学)に関する専門知識および環境に関する専門知識を習得します.
(基礎化学工学,流動論,伝熱論,物質移動論,化学工学熱力学,反応工学,粉体工学,化学装置設計,化学プロセス設計,化学工学実験,卒業論文など)
合  計
126
 
注: 卒業要件単位数の配分や科目は年度によって変わる場合があります.
  各教育科目には必修科目,選択必修科目,自由選択科目があり,必修あるいは選択必修の場合は所定の科目を修得する必要があります.

類について

広島大学工学部には以下の4つの類があります.

第一類(機械システム工学系) 第一類のホームページへ
第二類(電子・システム・情報系) 第二類のホームページへ
第三類(化学・バイオ・プロセス系) 第三類のホームページへ
第四類(建設・環境系) 第四類のホームページへ

プログラム(課程)について

広島大学工学部第三類には以下の3つのプログラムがあります.(平成18年度入学生より)

化学工学プログラム(化学工学課程) 化学工学講座(プロセス)  
応用化学プログラム(応用化学課程) 応用化学講座(化学) 応用化学講座のホームページへ
生物工学プログラム(発酵工学課程) 発酵工学講座(バイオ) 発酵工学講座のホームページへ

課程配属要件

専門課程への配属は,2年次後期開始時に,本人の希望と成績を考慮して行われます.
プログラム(課程)に配属されるためには以下の条件を共に満たしている必要があります.

専門基礎科目の中の必修科目(基礎化学実験及び技術英語演習を除く)合計16単位の全てを修得していること

総計60単位(教養教育科目を含む)以上を修得していること.
専門科目の中には課程配属されないと受講できないものがありますので,課程配属されない場合には留年する可能性が極めて高くなります.但し,上記を満たしていない場合でも,教育的配慮から”仮配属”が許可される場合があります.
なお,プログラム(課程)の変更には以下の規定があります.

他講座のプログラム(課程)への変更は原則として認められません.他講座のプログラム(課程)への変更を希望する場合は次年度に課程配属を受け直す必要があります.
 

3年次への編入学生の課程配属は編入学試験及び単位認定の結果を基に学部教授会で判定します.転類学生の課程配属もこれと同様に扱います.

卒論着手要件

卒業論文への着手と研究室への配属は,4年次前期開始時に,本人の希望と成績を考慮して行われます.
卒業論文に着手するためには卒業予定年度の初めに以下の条件を満たしている必要があります.

外国語8単位及び履修すべき実験科目と実習科目(個別科目の実験と実習も含む)を全て修得していること.

修得総単位数(教養教育科目を含む)が112単位(化学工程設計Iを除く)以上であること.

専門基礎科目と専門科目を合計した修得単位数が62単位(化学工程設計Iを除く)以上であること.
但し,上記を満たしていない場合でも,教育的配慮から”仮着手”や”仮配属”が許可される場合があります.