教養教育科目

教養教育では以下の教育を行うことを目的にしています.

1.<前専門性> 興味のある専門分野を本格的に学ぶ前に身につけておくべき基礎知識を学びます.
2.<非専門性> 専門分野以外に対しても瑞々しい知的な好奇心を持って接する態度を育て,視野を広げます.
3.<学際性・総合性> 多くの専門分野が複雑に絡んだ問題に接することで,複雑な問題を様々な角度から考えたり問題全体を総合的に考える力を身につけます.

 

教養教育科目の概要

 教養教育科目は次の科目群から構成されています.

科目区分
内容と目標
履修期
教養ゼミ 自然科学や技術に関するテーマを取り上げ,10人程度の学生と第三類の教官1名とで週1 回のセミナーを行います.セミナーでは各自の調査結果を発表して討論します.また,最後に第三類全体での合同発表会があります.これらを通じて知的活動へ の動機づけを高め,科学的な思考法と表現能力を育てると共に,社会・環境・技術の関係についての意識を高めることを目標としています.
外国語科目(英語) 話す,読む,書く,聞くの4技能を高める実習的な教育により,国際人としてのコミュニケーション能力と研究資料や文献の読解力を身につけることを目標としています.
1~4
外国語科目(英語以外) 他国の言語を学ぶことで異文化を理解する態度と必要な研究資料や文献を学ぶ力を身につけることを目標としています.
情報科目 コンピュータを使った情報処理と情報交換の技術を身につけることを目標とします.
総合科目 ある特定のテーマに絞って,そのテーマについて幅広い角度から考える能力を身につけることを目標としています.
3または4
パッケージ別科目 9種類のパッケージから1つのパッケージを選び,その中で3つの視角(人間・価値の視角,社会・世界の視角,自然の視角)に属した多彩な授業科目から4科目を履修します.専門以外の分野に接すると共に幅広い視野を身につけることを目標としています.
1,2
個別科目 必修科目・選択必修科目では数学と物理学の基礎を身につけます.また,自由選択科目では専門分野だけでなく関心を持った専門以外の分野の知識を深めることを目標としています.
1~
スポーツ実習科目 健康を増進し,スポーツを通じたコミュニケーション能力を高めることを目標としています.
1~

 履修期(セメスター)は,1:1年次前期,2:1年次後期,・・・,8:4年次後期,を表します.

 

 第三類の教養教育科目に関する履修基準は下表のように定められています.各科目区分で指定された要修得単位数以上の単位を修得し,合計50単位以上を修得する必要があります.なお,履修基準は入学年度によって多少異なりますので,入学年度の学生便覧で確認して下さい.

 

 

 

 

 

第三類 教養教育科目に関する履修基準

 

 

 

 

科目区分
要修得
単位数
授業科目名
単位数
履修区分
履修期
学習・教育目標との対応



教養ゼミ
教養ゼミ
必修
A, D, E




英語
コミュニケーションIA
必修
E
コミュニケーションIB
コミュニケーションIIA
コミュニケーションIIB
コミュニカティブ・ライティング
選択必修
3,4
エクステンシブ・リーディング
オーラル・プリゼンテーション
インターミディエット・カンバセーション
メディア・リスニング
チャレンジTOEIC(R)
英語以外
ベーシック外国語I
選択必修
情報科目
(2)
(注1)
情報活用基礎又は情報活用演習から1科目
自由選択
C1, E





総合科目
「総合科目」から1科目
選択必修
3,4
A
パッケージ別科目

(注2)
「パッケージ別科目」の中の決定された1パッケージから3科目(注2)
各2
選択必修
1,2
領域科目
自然科学領域以外から  
選択必修
 
基盤科目
13
微分学
必修
B
積分学
線形代数学I
線形代数学II
物理学I
物理学II
物理学実験
数学演習I
選択必修
数学演習II
生物学実験
物理学IV
自由選択科目
(8)
(注1)
すべての領域科目および基盤科目の中から  
自由選択
 
A, B
スポーツ実習科目
「スポーツ実習科目」から
各1
選択必修
 
A
卒業要件単位数
(教養教育科目)
48
(注2)
   

(注1):情報科目(2)単位と個別科目自由選択(8)単位の合計10単位のうち,卒業要件単位数に算入できるのは合計8単位です.
(注2):2007年度以前入学生は,パッケージ別科目は4科目8単位であり,卒業要件単位数は50単位です.

 

学習・教育目標
(A) 人・社会・自然と工学の関わりの理解と多面的な思考力の養成
(B) 論理的思考力の養成
(C) 化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成
C1.工学基礎
C2.化学工学基礎
C3.化学基礎
C4.化学工学専門
C5.化学工学応用
(D) 柔軟な適応力や創造力の養成,および自己啓発・研鑽意欲の醸成
(E) プレゼンテーション・コミュニケーション能力と高度情報化への適応力の養成